私はずっと東京の街で暮らし、山とは縁遠い環境で生きていました。
2011年の東日本大震災がきっかけで福岡に移住し、
窓から山が見える生活を送り、実際に触れるようになる中で
心にぽっかり空いていたアイデンティティの穴が
少しずつ埋まっていくような不思議な感覚を味わいました。
山について深く考えるようになった一番のきっかけは、
山登り専門誌「のぼろ」の企画で、山のうた『のぼろ』の楽曲制作させていただいただき、
古来の日本人と縁の深い山岳信仰について考えるようになったことです。
それから、山伏のふーみん(片山惠遍)さんと出会い、
一緒に修験の山を登らせていただいたり、
YAMAPの春山さんから流域地図の考えなどの話を伺ったり・・
お山に入ると、心の汚れが落ち、五感が開いていくような感覚があります。
そんな体験や時間が、いま私たちには必要なのではないかと思うようになりました。
かつて日本人は、精神的にもっとお山と繋がっていたのではないでしょうか。
お山や山岳信仰のことを考えることは、
精神的にも、自然保護の観点からも、
これからの日本の未来にとって、とても重要なことだと感じています。
いま私が最もお話を伺いたいお二人、
YAMAPの春山さんと、山伏のふーみんさんのお話から、
私たちと山との関わり方を、一緒に考えてみませんか!?
LOVE FMの番組『iimaな時間』経て、音楽LIVEイベントとして続けてきた『iimaな時間』が50回目を迎え、
その記念ということで豪華ゲストとのトークを交えた音楽LIVEイベントを開催したいと思います。
WEEKS GALLERYといえば、
iimaの1stアルバム『最終回のうた』
リリースライブを開催させていただいた大切な場所です。
一緒に山に登った友人や
森や自然を愛する仲間たちも出店してくれることになりました。
みなさんのご来場をお待ちしています!
iima 永山マキ
iimaな時間50回記念 special企画
トーク&音楽LIVE『山の声が聞きたくて』
2025年2月2日(日)
13時開場 14時開演(16時半終演予定)
出演:春山 慶彦(YAMAP 代表取締役 CEO)片山 惠遍(山伏)iima(永山マキvo /イシイタカユキg)
料金:予約3,500円(当日500円UP)高校生以下 2,000円 (お席の必要でない小さなお子様無料)
出店:オオカミの口(山スコーン他)・山とデザイン室(山と木のこと)・Hatuka(木工)・ムツロマサコ(紙モノ)・Zooz(羊毛フェルト)
会場:WEEKS GALLERY
福岡市中央区薬院1-8-8 WEEKS BLD 5F(1F・2F/B・B・B POTTERS)
YAMAP(代表取締役 CEO)
春山 慶彦
1980年、福岡県春日市出身。同志社大学法学部 卒業。アラスカ 大学フェアバンクス校野生動物学部 中退。株式会社ユーラシア旅行社『風の旅人』編集部勤務後、独立。 ITやスマートフォンを活用して、自然や風土の豊かさを再発見する仕組みをつくりたいと思い、2013年3月にヤマップをサービスリリース。養老孟司さんらとの対談をまとめた本『こどもを野に放て!』を、2024年春に出版。
https://corporate.yamap.co.jp/
山伏
片山 惠遍(ふーみん)
修験道の総本山、金峯山寺にて2017年に得度。
日本人の根源的な信仰文化、修験道を継承し、現代語で伝える者として各地で活動する。
2023年8月より群馬県の妙義山に移住し、現在は北関東地域の山岳信仰を調査し、山伏として伝えてゆく活動をしている。
https://www.instagram.com/foo_kam.inn/
聞き手&音楽
iima(イーマ)
永山マキ(vo)&イシイタカユキ(g)による「日常がちょっと違った景色に見えてくる」ような言葉と音を追求する音楽ユニット。映画音楽、他アーティストへの作詞提供、ラジオパーソナリティなど、東京と福岡を拠点に多くのアーティストとコラボしながら日々音楽制作を楽しんでいる。
https://iima-iima.com/